旧約聖書のこころ―詩編―(再)


詩編 第2編(1)

すべての王よ、今や目覚めよ。
地を治める者よ、諭しを受けよ。

“イスラエルの王に謀反を起こした地上の王たちへの忠告が
とても強調して語られています。” by雨宮神父

***

<今日のポイント>

“詩編作者の忠告”「詩編作者」王たちの企み(A)2節・なにゆえ、地上の王は構え、支配者は結束して主に逆らい、主の油注がれた方に逆らうのか
「神」自らの宣言(B)4〜6節・天を王座とする方は笑い・・・怒って、彼らに宣言される。「聖なる山シオンで/わたしは自ら、王を即位させた。」
「王とされた人物」神の言葉(B’)7、8節・主はわたしに告げられた。「お前はわたしの子/今日、わたしはお前を生んだ。」
「詩編作者」王たちへの忠告(A’)10、11節・すべての王よ、今や目覚めよ。地を治める者よ、諭しを受けよ。畏れ敬って、主に仕え/おののきつつ、喜び踊れ。


詩編2編に登場するのは、詩編作者、神、神によって王とされた人物の3人。
この3人の言葉の中で一番強調されているのは“詩編作者の王たちへの忠告”だと雨宮神父はおっしゃいます。
でも、この忠告には“大きな問題”があるのだとか…。

 

旧約聖書のこころ―詩編―(再)
雨宮 慧
(カトリック・東京教区司祭、上智大学神学部名誉教授)

3 詩編 第2編(1)

聴取期限5/1
(約22分)

担当者トマ子のつぶやき

今日は新しい王の即位の日。しかしなんと王の前には、反逆を企てる諸国の王が…。
でも大丈夫。この王は“神”が任命したのだから!

「さぁ諸国の王たち、ムダに逆らうのはやめなさい。この王と、“主なる神”を畏れ敬いなさい」
・・・そっか〜詩編2編ってそんなお話だったんだ、と聞いていて想像が膨らみました。

ところが、雨宮神父曰く“この詩編は歴史的な現実を歌っているとは思えない”のだとか!
え〜神父様、どういうことですか?

でも確かに、旧約時代のイスラエルといえば、弱小国。そんなイスラエルが、強い立場から諸国に対して忠告をするなんて、本当にそんなことがあったのかな・・・?
でも!、もし歴史的な現実を歌っていないのだとしら、どうしてこんな詩編が生まれたんだろう?
・・・大変です。頭が?でいっぱいになってきてしまいました。

今から、次回のお話が待ちきれません〜。