旧約聖書のこころ―詩編―(再)


詩編 第13編(2)

あなたの慈しみに依り頼みます。

“「依り頼む」は完了形です。
完了形は、色々な意味合いをもっています。”by雨宮神父

***

<今日のポイント>

詩編の類型ー “嘆きの詩編 ”/3つの要素/1神への語りかけ/2嘆き (+無罪の誓い)/3嘆願 (+先取りした 感謝の誓い 、聞き届けられるという 確信)/発展系・悔い改めの詩編 :罪の自覚から、罪の告白と赦しの嘆願( ×嘆き)・感謝の詩編 :嘆願から“感謝の誓い ”が強調・信頼の詩編 :嘆きから“信頼”が特別に取り出される ⇔ 背景には嘆きー死の陰の谷を行くときも(詩編 23)


嘆きの詩編、13編の最後に歌われるのは“主への信頼”、
どんな意味がそこにあるのでしょうか。
その解き明かしに加え、今日は詩編の類型についてもお話くださるとのこと。
一体どんなことを語ってくださるのでしょうか。

 

旧約聖書のこころ―詩編―(再)
雨宮 慧
(カトリック・東京教区司祭、上智大学神学部名誉教授)

12 詩編 第13編(2)

聴取期限7/3
(約23分)

担当者トマ子のつぶやき

それまでずっと嘆いていたのに、
「あなたの慈しみに依り頼みます」と最後に信頼を歌うのですよね。
ここがとても不思議でした。

神父様は、「嘆きの中で、神からの応答を待たず、
信仰によって神への信頼を決断をする」と解き明かし下さいました。
え〜そんな!
嘆きの原因が取り去られたから、信頼を歌ったのだとばっかり・・・。
どうして嘆きの中で、主を信頼するって決断できるのでしょう〜。

・・・私にはできません!
嘆く時は、現実と自分の思いでいっぱい。
最近もショックな出来事を前に、神様に嘆いていました。
でも最後、神様を無視して嘆いていた自分に気付き、
救われないといけないのは「私!」と、
初めて主イエス様に目を向けました。なぜか、心から安心して。
でも、これって私の信仰の決断ではないような・・・。
むしろ、私を救い出そうとする主のご決断に、ようやく気づいただけ?
う〜ん。なんだか、そんな気がします。