旧約聖書のこころ―詩編―(再)


詩編 第30編(1)

主よ、あなたをあがめます。

“ここには、話者の強い意志が表れています。”by雨宮神父

***

<今日のポイント>

“同義語での囲い込み”/詩編30編2-13節/◇第一段落(2-4節)/2:あなたは...わたしを引き上げてくださいました。・(井戸から水を)汲み上げる・(穴から人を)引き上げる/4:主よ、あなたはわたしの魂を陰府から引き上げ...・(エジプトの国から)導き上らせる/◇第二段落(5-13節)/5:聖なる御名を唱え、感謝をささげよ。/13:主よ、とこしえにあなたに感謝をささげます。


“あなたをあがめます”で始まり、
“感謝をささげます”で閉じられる、この詩編30編。
感謝の裏には、ある体験があると言います。
一体どんな背景があるのでしょうか。

旧約聖書のこころ―詩編―(再)
雨宮 慧
(カトリック・東京教区司祭、上智大学神学部名誉教授)

27 詩編 第30編(1)

聴取期限10/16
(約23分)

担当者トマ子のつぶやき

叫び求めたら、すぐに神が癒して下さったなんて・・・
感謝せずにはいられませんよね。
それも、死の病から!

でも、こうやって感謝できる時ばかりじゃないな〜とも思いました。
特に、“すぐに”助けていただけない時は、と。

でもそこでハッとしました。
もし祈ってすぐ、思い通りに助けていただいたら、
きっと私は、“あ〜よかった”とホッとするだけで、
神様のことは、考えもしなそうです。

そう思うと、この詩編は
「死の病から癒された!」という以上に、
神様に感謝している、そのことが大切なのかもしれません。
そんな神様への感謝を引き出すため、
あえて死の病を経験させたのかも?
・・・う〜ん、まさか。
畏れながら、神様、本当のところはどうなのでしょうか。