詩編 第30編(2)
平穏なときには、申しました
「わたしはとこしえに揺らぐことがない」と。
“ここから、自分の体験を語り始めています。”by雨宮神父
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<今日のポイント>
救いの体験の始め。
それは、平穏な時に発した
「私は揺らぎません」という言葉だったのだとか。
でも、突然そこから転落し・・・
神父様、このお話は他人事じゃない気がしてきました!
そこからどうなるのでしょうか。
旧約聖書のこころ―詩編―(再)
雨宮 慧(カトリック・東京教区司祭、上智大学神学部名誉教授)
28 詩編 第30編(2)
聴取期限10/23
(約23分)
平穏な時は「わたしは揺らがない」と過信し、
突然転落すると、すぐ恐怖に陥る・・・
これってまさに私自身の姿だな〜と共感しました。
でも、この詩編はそこからがすごいです!
主の助けをいただき、それを感謝するに留まらず、
もっと深いところを悟ったのですよね・・・。
主の怒りの内にあったのは一瞬、
本当はずっと恵みに生かされていたんだ、と気付き、
最後は、とこしえに感謝をささげますと祈っています。
この言葉にこそ、本当の救いを感じます。
主の救いって実は、心から主を悟ることにあるのでしょうか。
・・・とは思っても、“助けがあるか、ないか”
私はいつもそればかり・・・。
あぁ主よ、私にも、ただ主を求める心をお与え下さい。