詩編 第37編(3)
主はあなたを高く上げて
地を継がせてくださる
“神の救いに留まり続けるにはどうしたらいいか、それがこの詩編のテーマです。”by雨宮神父
<今日のポイント>
“地を継ぐ”がキーワードの詩編37編。
その言葉が指すのは、“神の救い”。
今日はその救いに生きる、
主に従う人についてお話いただきます。
主に従う人がどんな人か分からないな〜と思った先週に引き続き、
同じ疑問をもって、お話を聞きました。
すると、神父様は
“主に従う人自身が、敵と戦うことはない。
主が、支え、守ってくださる。
ですから、主に信頼して、自らは何もしないんです”、と。
今日の箇所では、敵は主に従う人を殺そうとさえしているんですよ。
私には、そんなことできません…!
でも、それほど主に信頼し切ることができたら
どんなにいいでしょうか。
主に従う人は、試練の中で、
深く主を知らされたのかもしれません。
ただ何もしないのではなく、
何もしなくて十分なんでしょう…。
“主が傍らにいてくださる、それで十分”
そんな声が聞こえてきそうです。
すぐに歩みがふらついてしまう私も、
そんな信仰に生きたいです。
主よ、ご自身を示してください
傍らにいてください、
詩編作者と心を合わせ、祈ります。
旧約聖書のこころ―詩編―(再)
雨宮 慧(カトリック・東京教区司祭、上智大学神学部名誉教授)
42 詩編 第37編(3)
聴取期限1/29
(約23分)