旧約聖書のこころ―詩編―(再)


詩編 第44編(1)

神よ、我らはこの耳で聞いています
先祖が我らに語り伝えたことを

“ここで、先祖から語り継がれている「伝承」を確かに聞いている、と述べています。”by雨宮神父

<今日のポイント>

伝承と体験が“どのように語られているか ”/詩編44編3-5,6-9節/〈先祖の伝承〉◇3節のみ原文/3:あなたが、あなたの手が諸国民を追い出し .../4:【まことに、】/先祖が...自分の腕の力によって勝利を得たのでもなく、/【むしろ...】/5:神よ、あなたこそ私の王/我々の体験〉◇原文/6:あなたによって、我々を苦しめる者を突き倒すだろう/7-8:【まことに、】/わたしの弓にわたしは信頼しないだろう、/【むしろ...】/9:神によって、我々は賛美する

担当者トマ子のつぶやき

先祖からの伝承と、
我々の過去の体験が語られる詩編44編。
ポイントは、この伝承と体験の語り方にあるのだとか。
神父様、詳しく教えてください!

神父様のお話を聞いて、
この詩編の最初の言葉、
「神よ、我らはこの耳で聞いています」に心惹かれました。

祭儀や、家庭の中で先祖の伝承を語る人と、
それにじっと耳を傾けている人たちの様子が
目に浮かんだんですよね〜。

けれど、彼らはただ聞いたのではなく、
語られた神の業を
自分たち自身にも起こることとして、
信じているんですよね。
この御言葉を受け入れる素直さに、心打たれました。

私は、御言葉を素直に信じる恵みを
すぐ忘れてしまうからです。
でも、礼拝やFEBCを通して
既に親しく語りかけていただいているんですよね…。
この詩編44編のように、
私も、素直に御言葉を聴いてゆきたいなと思います。


旧約聖書のこころ―詩編―(再)
雨宮 慧
(カトリック・東京教区司祭、上智大学神学部名誉教授)

51 詩編 第44編(1)

聴取期限4/2
(約23分)